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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/8/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、7月の米雇用統計を通過した東京市場では、短期筋の買い戻しや実需の買いを受け、朝方一時99円15銭付近まで強含む場面がみられました。
しかし、その後はすかさず本邦輸出企業のドル売りが出て、ドルの上値は重くなり、さらに日経平均の下げが円買い戻しを誘発したことで、欧州序盤にかけてドルは、米雇用統計発表後の安値を下回る動きとなりました。

NY時間では、米供給管理協会(ISM)が7月の非製造業部門総合指数を発表し、56.0と、3年ぶりの低水準だった前月の52.2から上昇して市場予想を上回り、サービス業の成長ペースの加速が確認されことを受け、一時98円80銭近辺まで値を戻しました。
しかし、米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比16万2000人増にとどまり、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れプログラムの規模を早期に縮小するとの観測がやや後退した流れは続き、ドルの上値は重く98円前半まで軟化してNYを引けています。

テクニカルで見ても、相場は一貫してボリンジャーバンドのミッドバンドを下回り続け、ロアーバンドとともに下落しています。
バンドウォークが発生しないため、下落の勢いは緩やかなものとはいえ、上値の重さが確認できます。

MACDを見ても、先週末から一貫して売りサインを続けており、NY時間に一時的に転換したものの、すぐに反転しており、ドルの軟調さがうかがえる形となっています。

提供: FXトレーディングシステムズ
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