2013/7/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.8%)、RSIを表示しています。 |
週明けの東京市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米実質国内総生産(GDP)、米雇用統計の発表などの主要なイベントを控え、短期筋のポジション調整が主導する相場展開となりました。
ドルは先週後半以降、今週開催されるFOMCでのフォワード・ガイダンス(将来の政策指針)の修正に対する思惑や株安基調で下落を続けてきましたが、その流れは週明けも続き、ドルロングのポジションを落とす動きが先行しました。
マクロ系ファンドのドル売りが出ていたとの指摘もあります。
更に、東京株式市場が大幅に値を崩したこともドル/円の下落につながっています。
海外市場に入ると、ポジションの調整が一巡したため、模様眺めムードが強まり97円後半での一進一退の動きが続いています。
テクニカルでもポジション調整の動きが進んでいたことが確認できます。
東京時間まではドルロングポジションを落とす動きでドル安が進み、0.8%乖離のエンベロープに沿って下落しています。
0.8%乖離はやや振れの大きな水準であり、ポジションを落とす動きが強く出ていたことが分かります。
しかし、NY時間に入ると相場は0.3%乖離のエンベロープに上下とも収まる動きとなっており、これはマーケットが模様眺めへと移っていった動きを示唆しています。
RSIを見ても、東京時間は低位で推移しドル売り優勢を示していますが、その後は中立の50水準を挟んだ動きとなり方向感がない価格の動きと整合しています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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