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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/7/26のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。

先週は、週初参議院選挙で安倍政権が勝利し長期安定政権となる可能性が高まったことで100円73銭まで上昇して始まりましたが、その後は利食いに上値を抑えられ、一進一退の動きとなりました。
週末には、WSJのFRBウォッチャー、ヒルゼンラス記者の、「来週30-31日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)は長期金利の低下を目指し長期にわたり緩和策を維持する姿勢を示すフォワードガイダンス(将来の金融政策指針)の修正を協議する可能性がある」と報道したことで、低金利継続がこれまで以上に長期化する可能性が出てきたとの思惑が強まり、ドル/円は下落する展開となり、一時98円を割り込み97円96銭をつけました。

テクニカルで見ても、再びクリティカルな水準に達しています。
先週末のNYの引け値は、一目均衡表の先行スパンの雲の中に入り込んでしまっています。
雲の厚みは薄く97円半ばを下回ると雲の下抜けとなってしまいます(A)。

また、遅行スパンがローソク足を下抜ける可能性が出てきています(B)。
順行の動きとなればドルは上昇する力となるものの、逆行した場合にはドルの急落のリスクも高まります。

MACDを見ても、先週は交錯する動きであったものの、週末にはMACDがシグナルを下放れし始め下落の可能性を示唆しています(C)。

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