2013/7/10のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日のドル/円は、東京午前には101円後半での持ち合いとなっていましたが(A)、午後になり日経平均株価が下げ幅を拡大させると、円買いの動きが強まり、一時100円割れまで下落しました。
相場をけん引してきた投機筋のポジションが大きくドルロングに傾いていたことから、ストップを巻き込んで下落に拍車がかかったという指摘もあります。
この流れでボリンジャーバンドを下抜けしてバンドウォークが示現していることが確認できます(B)。
ただし、100円割れでは買い意欲も強く海外時間では100円半ばまでドルは買い戻されました。
その後、NYの引けにかけて、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、「予見可能な将来において超緩和的な金融政策が必要」と発言したことから、米金利は低下、これを受けてドル売りが再燃し、99円を割り込む展開となっています(C)。
バーナンキ議長は講演後の質疑応答で、FRBが米経済の先行きに幾分楽観的と指摘しつつも、インフレ率は低水準にあり、財政政策は極めて抑制的との見方を示しました。
米インフレ率は依然低水準で、失業率は雇用情勢を誇張している可能性があるため、当面は金融緩和策を継続するとの方針を示し、「予見可能な将来において、超緩和的な金融政策が必要」と語っており、さらに米失業率が6.5%に低下しても、FRBは自動的に利上げに踏み切らないとの考えも示しました。
提供: FXトレーディングシステムズ
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