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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/6/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

週明けのドル/円は、前週に引き続いて日経平均にらみの展開となったものの、日経平均が下げ幅を全営業日比400円程度まで拡大しても、反応は小さなものにとどまり、100円半ばでの小動きが続きました。
しかし、その後欧州市場に入ると、日経平均の下げを嫌気した海外勢が反応し始め、100円割れを試す展開となりました(A)

この間のMACDを見ると、方向感が乏しく交錯しながらも右下がりとなっており、相場の弱さを示唆するものとなっています(B)

その後NY時間に入ると、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景気指数が弱い内容だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が資産購入プログラムを早期に縮小するとの観測が後退し、ドルが主要通貨に対して下落しました。
ドル/円も100円の大台を割り込み、一時98円86銭と5月9日以来の安値をつけました。

この動きで、ボリンジャーバンドを下抜けてバンドウォークを示現していることが確認できます(C)

引けにかけて99円半ばまで値を戻しているものの、節目である100円を割り込んだ意味は大きく、当面ドルの上値の重い展開となりそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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