2013/5/31のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
先週のドル/円は、米国10年債利回りが上昇したことで102円53銭まで上昇したものの、その後は米国の景況感低迷を受けた米国連邦準備理事会(FRB)の出口戦略の後退観測や日経平均株価が13,000円台まで続落したことなどを受けて、週末には100円22銭まで反落する展開となりました。
金曜日のNY市場で、米経済指標の改善を意識して、一時101円台前半まで戻す場面がありましたが上値は重く、100円台半ばに下げて5月の取引を終えています。
テクニカルで見ると、現在強いサポートとなっている100円水準が維持されるかどうかが大きな焦点となりそうです(A)。
このサポートを割り込むと、再び97円水準に下値が視野に入ってくるため、105円の円安ターゲットが遠のくことになります。
ローソク足と遅行スパンの関係では、今週はややドルが下方向に動く力が強まることが予想されます(B)。
もっとも、来週以降からは再びドルが上へ引き寄せられる力を感じる形となっているため、下げは限定的かもしれません。
ローソク足と遅行スパンの逆行の可能性を考えると、ドルの下落リスクは来週の方が大きくなる可能性もあるでしょう。
MACDは、23日に陰転して以降売りサインを出し続けています(C)。
水準的にも5月初旬の安値圏にまで下がってきており、この水準に下抜けリスクにも注意が必要でしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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