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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方に99円67銭まで上昇し2009年5月以来の高値を付けましたが、仲値公示にかけて輸出企業のドル売りや短期筋の利益確定売りに押され反落する動きとなりました。
心理的に重要な節目の100円近辺にあるオプションの壁を意識した利益確定も出ているとの指摘もありました。
また、過去3営業日で7%もの急上昇をしているため、目先の調整は自然の流れと言えるのかもしれません。

テクニカルで見ても調整リスクを感じる形となっています。
昨日のローソク足は、前日の大陽線の後、終値よりも高く始まったものの、昨日の終値は前日の陽線の範囲内にとなっている陰線となっており、これは陰線が陽線にかぶさっている形から、「かぶせ線」と呼ばれる線組みに近い形となっています(A)
特に相場が大きく上昇した後に陰線がかぶさった場合は、それまでの買い勢力が弱まり、相場転換となることが多くある事を示唆するローソク足の組み合わせとなります。

また、Williams%Rも買われ過ぎ圏内にあり、ダブルトップを形成していることも、ドル下落の可能性を示唆しています(B)

もっとも、一目均衡表では見ると、依然ドルの上昇が続く形となっており、マーケットの円先安観も根強いものがあり、ドルの反落があっても調整にとどまるもので、押しも限定的といえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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