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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、99円台での取引に終始しました。
前日のニューヨーク市場では99円88銭と2009年4月以来となる100円台に迫りましたが、東京市場では利益確定売りに押される中で99円35銭まで下落した。
ただ、東京午後に入り、日経平均株価がジリ高の展開になると、ドル/円、クロス円ともに買い戻され、99円半ばでの取引が続きました。
日銀が不安定な国債市場の鎮静化に乗り出したことで、上昇圧力がかかっていた長期金利が低下に転じたことも意識されたという指摘もあります。

欧州時間の入ると、もう一度ドルの下値を試す動きがありましたが99円前半は底堅く、NY時間に入り米国株式が堅調な動きを見せるとドルは再上昇し、99円94銭の高値を付けています。

100円近辺には本邦輸出業者から大量のドル売りが出ており、オプションに絡むドル売りも並んでいると言われています。
しかし大半の投資家は押し目を利用してさらにドル買いポジションを積み上げようと狙っており、大半のアナリストは100円を付けるのは時間の問題とみています。
一部アナリストは、100円を突破すれば2009年4月の高値である101円45銭を試す可能性があると指摘しています。

テクニカルで見ると、短期的には上下ともにボリンジャーバンドに抑えられた形となっており、明確な方向性は出ていません。
目先は、相場の流れがドル上昇にあることを考えつつ、押し目買い先行で、100円手前ではいったん利益確定、100円を抜けたところではその上昇ブレイクについていく、という戦略が有効となりそうです。

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