2012/12/14のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
先週のドル/円は、北朝鮮がミサイルを発射したことによる地政学的リスク、総選挙での自民党過半数獲得見通し、また日本銀行による追加緩和観測などを受けて83円96銭まで上昇しました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でツイストオペに替わって量的緩和第4弾(QE4)が導入されたこともリスク選好の円売り要因となったとの指摘もあります。
テクニカルで見ると、先週水曜日に82円80銭水準の上値抵抗をクリアーに抜けたことで、ダブル・ボトムのフォーメーションを完成させ一段の上昇につながっていることが分かります(A)。
また、MACDを見ても再びMACDがシグナルを上抜く陽転となっており、ドルの上昇を裏付ける形となっています(B)。
昨日は、衆議院選挙で自民党が大勝し、安倍新総理の誕生が確定しました。
これを受けマーケットでは、日銀による一段の金融緩和期待が高まり、円売りに反応し、84円台に突入する動きとなっています。
ただし、短期的には利食い目的の円買いが増えることによって、ドルの上値がやや重くなる可能性があることには留意しておきたいところです。
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