2012/12/12のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、アジア時間には米FOMCを控え手控えムードが強く1.30ドル近辺での模様眺めの動きとなりました(A)。
欧州時間になると、FOMCでの追加金融緩和期待が高まり、ユーロ/ドルはじりじりと上昇する展開となりました。
東京時間の膠着もあり縮まっていたボリンジャーバンドを上方ブレイクし、バンドウォークを示現しています(B)。
もっとも、MACDを見るとバンドブレイクの前に既に陽転しており、ユーロの上昇を示唆する形となっていることが確認できます(C)。
NY時間では、注目のFOMCで9月に打ち出した月額400億ドルのモーゲージ担保証券買い入れを継続すると同時に、年末に期限切れを迎えるツイストオペに代わり、月額450億ドルの国債を買い入れる方針を明らかにしました。
さらに、失業率が6.5%に低下するまで事実上のゼロ金利政策を継続する方針を示し、数値基準を導入する前例のない措置にまで踏み込んでいます。
この発表を受けてマーケットはドル売りに反応し、ユーロ/ドルも一気に1.30ドル後半へと上昇しました。
この急騰で再びボリンジャーバンドを上方ブレイクしていますが、バンド拡大後のブレイクであり、大きなバンドウォークには繋がらず、NYの引けにかけては調整のユーロ売りに押される形となっています(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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