2012/10/22のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円は、東京市場の午前中には79円台前半での小動きとなりました(A)。
朝方は材料難で動きにくい状況だったといえます。
その後、本邦の貿易収支で恒常的な赤字傾向が鮮明になった事が材料視されて円売りが強まり、上値抵抗であった79円ミドルを抜けると相場は加速する展開となりました。
欧州参入後は、日銀の追加緩和観測が広がり、また格付け機関のS&Pが日本の赤字傾向がこのまま続けば格下げの可能性もあると指摘したことが伝わると更に円売りの流れが強まる事となり79円96銭まで上昇しています。
この動きで、ボリンジャーバンドは典型的なバンドウォークを形成していることが確認できます(B)。
また、ロアーバンドの反転時点が利食いタイミングとして機能していることもよくわかる形となっています。
その後NY時間では、利食いの動きもあり、また80円の抵抗が強かったことから調整の動きとなりましたが、ドルの底堅さは継続されています(C)。
DMIを見ると、ドルの急上昇後にはADXがしっかりとした上昇基調となってトレンドの形成が確認できます。
また、NYでの調整の動きでもADXは右上がりとなっていることから、本日のスタート時点でもドル上昇トレンドが維持されていることが示唆されます(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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