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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/9/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、依然として欧州情勢が不透明なことから、リスク回避ムードが広がり、クロス円が軟調だったことを受け、ドル/円も海外勢のロングの投げや年金などリアルマネーの売りが入り、下落しました。

安住淳財務相が、閣議後の会見で、円高傾向にある為替動向に関連し、財務相の引き継ぎ期間に空白が生じるという投機筋の見方は大いなる誤解だと述べ、「最後の1分1秒までやるときは徹底的にやる」と市場の動きをけん制し、さらに「この1週間も今までと変わらず断固たる措置を含めやる。隙があると思わないほうがいい」と語ったものの市場の反応はほとんどありませんでした。

欧州時間に入ると、スペインに対する懸念が燻っている事や米国長期債利回りの低下で日米金利差縮小となることを材料にドル/円は一段と下落する動きとなりました。

もっとも、この動きでボリンジャーバンドのロアー・バンドを突き抜けたもののバンドウォークは起きず、相場が加速することもありませんでした(A)

NY時間になると、米住宅価格指数データが7月も引き続き上昇し、住宅市場の着実な回復を裏付けたことや消費者信頼感指数が7カ月ぶりの高水準に改善するなどの底堅い米経済指標がドルを支援し、一時アッパー・バンドまで値を戻す動きもありましたが、78円台を回復することが出来ず上値の重い展開は続いています(B)

RSIを見ても50を上回った時間は短く、基調としての円買い圧力はまだ続いているように見えます(C)

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