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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/8/20のドル円相場の考察

昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/円の1時間平均足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のユーロ/円は、19日発行の独週刊誌シュピーゲルが、欧州中央銀行(ECB)が債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債買い入れを実施するにあたり、メドとなる国債の金利水準の設定を検討していると報じたため、朝方の取引でユーロが上昇しました(A)

その後、ECB報道官が、「未決定の計画やまだ理事会で協議されていない特定の見解について報道することは誤解を招く恐れがある」として同報道を否定したことから、ユーロが下落する展開となりました(B)

もっとも、「ECBが何らかの具体策を示すまで、ユーロが一方向へ大きく動く公算は小さく」、「薄商いが続く中、この先に控えるイベントを前に、多くの市場参加者は様子見姿勢をとっている」との指摘も出ています。

テクニカルで見ても、現状は下値が97.80円、上値が98.40円水準でのレンジ相場となっており、明確な方向性を見出しにくいものとなっています。

これは、DMIでADXが下がり続けており、極めて低水準まで落ち込んでいることと整合する動きと言えます(C)

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