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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/8/17のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、日本の4-6月期の国内総生産(GDP)が前期比年率+1.4%と減速したこと、米国7月の小売売上高の増加などから米国10年債利回りが上昇したこと、また米国の景況感の改善を受けて、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾(QE3)が導入されない、との見方が強まったこと、などを受けてドルが上昇する展開となりました。
上値抵抗となっていたレンジ相場の上限78.80円水準を超えると上昇が加速し、79.50円の高値を付けています。

テクニカルで見ても、ドルの上昇基調が確認できます。
一目均衡表の先行スパンの雲に突入しており、この雲は厚みもなく来週にはねじれてしまうため、相場が買い転換する可能性が非常に高いといえます(A)

また、遅行スパンもローソク足を上抜け買い転換していることが確認できます(B)
遅行スパンとローソク足の逆行が起きており、この流れが続くと今週ももう一段のドル上昇が期待できるかもしれません。

もっとも、Williams%Rを見ると、既に6月以来の高値水準まで上昇しており、買われ過ぎ感が強まっています(C)
先週の序章スピードが速すぎたため、目先スピード調整の一服的な動きとなることも想定しておいた方がいいかもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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