2012/8/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.5%)、MACDを表示しています。 |
週明けのドル/円は、先週末の流れを受け強含みで取引を開始した後に、本邦輸出筋を中心としたドル売りで反落する展開となりました。
ドルは目立った反発もなく、じりじりと値を消していく動きが続き、先週末の米雇用統計を受けたドルの上昇分を打ち消す動きとなっています。
海外市場では、目立った指標の発表が無くバーナンキ・FRB議長の講演内容が注目されましたが、その中で金融政策や景気見通しには言及されなかったために方向感を掴みかねる結果にマーケットは困惑する格好となり、ドルは78円前半まで下落しました。
ただし、その後に米国株式先物が上昇する動きを強めると、市場はこれに反応してドルも値を戻す動きとなっています。
先週末の上昇では0.5%乖離のエンベロープ・アッパーラインに到達していますが、これが上値抵抗となり、昨日はレジスタンスラインRに上値を抑えられて下落していることが確認できます(A)。
下値では、0.3%乖離のエンベロープ・ロアーラインが下値抵抗となっており、このことから標準的な値幅のなかやや下値に抵抗感が強いことが示唆されているといえそうです(B)。
MACDを見ると、東京時間の午前中に売り転換を示しており、相場の下落に先だってドルの下落を示唆していたことが分かります(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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