2012/8/5のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/ドルの日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
先週のドル/円は、連邦公開市場委員会(FOMC)での追加緩和観測から78円割れまで下落したものの、発表されたFOMC声明では「必要に応じて追加の金融緩和を実施する」との姿勢が示されたことでドルは反発、さらに週末の米雇用統計で失業率こそ悪化する内容だったものの、非農業部門雇用者数が事前予想を大幅に上回る数字で発表されたため、これにドル買いで市場は反応する展開となり78円台後半まで上昇しました(A)。
もっとも、現状は77.90円から78.50円水準でのレンジ相場を形成しており、先週末の反発もヒゲがこれを上抜けたに過ぎず、明確にドルの反転を確認することは出来ていません(B)。
Williams%Rを見ると、ドルの反転上昇基調が読み取れ、水準的にももう一段のドル上昇余地が残っているため、今週はドルの戻りを試す展開が期待できそうです(C)。
目先もドルの戻り目処は、6月高値から先週安値の下落幅の38.2%戻しである78.95円水準が期待されます(D)。
今週は、8月8-9日の日本銀行金融政策決定会合で、追加緩和策が打ち出されるか否かを見極める展開となりそうです。
また、ドル/円が、ユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買いで76-77円台に下落した場合は、日本政府・日本銀行による円売り介入が実施される可能性が高まるまた、依然欧州情勢から目が離せない展開と言えるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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