2012/7/5のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のアジア時間のユーロ/ドルは、ECB理事会を控えて模様眺めムードの強い相場が続きました。
アジアから欧州スタートまでは、1.25ドル前半での小動きとなっています(A)。
注目のECB理事会では、政策金利、中銀預金・限界貸出金利を揃って引き下げとなりました。
政策金利は過去最低の0.75%となり、中銀預金金利はゼロとなりましたが、マーケットでは、政策金利の引き下げは予想されていたものの、預金金利の引き下げは予想外だったとの指摘もありました。
その後のドラギECB総裁会見で、ユーロ圏の成長は弱まっているとし、成長への下振れリスクが顕在化しているとの認識を示したものの、国債買い入れその他の危機対応策は暫定的な措置と言明し、国債買い入れ再開を求める圧力に屈しない姿勢を示しました。
一連の流れを受けてユーロ/ドルは1%以上下落し1.23ドル台の安値をつけています。
この動きでボリンジャーバンドは拡大を伴う下方バンドウォークが示現していることが確認できます(B)。
バンドの収縮から急拡大となり、ほぼ4時間のバンドウォークは1時間足では典型的な短期トレンド相場の動きといえます。
MACDもこのユーロ下落と共に売りサインを点灯させており、昨日の相場はテクニカル的にも明確なユーロ売り相場だったといえるでしょう(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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