2012/6/22のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
先週のドル/円は、連邦公開市場委員会(FOMC)でツイストオペ(Operation Twist)の年末までの延長が決定されたことや日本の消費税増税法案の可決見通しから7月の日銀金融政策決定会合での追加金融緩和観測が高まったことなどを受け、78円台後半から80円台半ばまで上昇する展開となりました。
テクニカルで見ると、相場が大きく転換していることが分かります。
現状の相場は、一目均衡表の先行スパンの雲のなかに突入する動きとなっています(A)。
雲は厚く、簡単に上抜け出来るようには見えないものの、上値抵抗を突き破る勢いは感じます。
遅行スパンとローソク足の関係を見ると、逆行の動きが起き、その結果陽転していることが確認できます(B)。
まだしばらくは下方向に引き付けられる力が強いようにも見えますが、3月以来およそ3ヵ月ぶりの陽転であり、相場の潮目の変化を感じます。
目先の戻りの目処は、3月高値から今月の安値までの下落幅の50%戻しである90.90円レベルが期待され(C)、これを抜けると61.8%戻りの81.60円レベルが見えてきます。
ただし、短期的にはWilliams%Rが買われ過ぎを示しており、このまま一気に上昇するかどうかは疑問です(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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