2012/3/13のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日の東京市場は、日銀の金融政策決定会合を控えて82円台前半で膠着した動きを続けました。
ボリンジャーバンドのアッパーバンドにタッチするものの、大きく突破する勢いはなくバンドウォークには至りませんでした。
その後、日銀の金融政策決定会合の結果発表が通常よりも遅れたため、思惑的な円売りの動きが強ましたが、結果は、「無担保コール翌日物金利の誘導目標の全会一致での据え置き」となりました。
資産買入基金の増額などの追加の金融緩和はなく、成長基盤支援で貸付枠を2兆円増額するとしたことで、失望の円の買い戻し的反応となり、一時82円を割れる展開となりました(A)。
しかし、81円台が底堅いことを確認すると、もとの円売りの流れに回帰し、さらに82円半ばを抜けると一段の上昇となっています。
この動きでバンドウォークが示現し82円後半へ達しました(B)。
MACDを見ると、東京時間から交錯する動きとなり、日銀の政策決定後にドル売りに振れたものの騙しに終わり、その議にドル買い転換していることが確認できます(C)。
NY時間に入ると、注目の米FOMCの結果が発表され、政策金利が据え置かれ、追加金融緩和第3段(QE3)への言及がなかったことから、もう一段のドル買いに反応し83円台を達成しています(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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