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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/10/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベロープ(25SMA±0.3%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、一昨日に最安値を更新した反動でドルが値を戻したものの、依然上値の重い展開でスタートしました。
76円台が既に重く、東京市場の戻しも76.20円まで到達できない状況でした。
その後、再び売り圧力が強まり、海外市場では、史上最安値を再更新する動きとなっています。

しかし、1時間足で短期の動きを見ると0.3%乖離のエンベロープが抵抗として機能していることが分かります。
一昨日、昨日の安値更新の下攻めでロアーラインを下抜けたものの、滞空時間は長くはなく、すぐに戻る動きとなっています(A・B)
また、昨日のNYでのドルの戻りも0.3%乖離のアッパーラインが上値抵抗となっています(C)
連日の最安値更新のニュースにドル売りが非常に激しい印象を受けますが、動きとしてはそれほど急激なものでないことを示唆しています。
確かに水準的には介入が期待される水準ですが、値動きから見ると介入を促すような相場とは言いにくいのかもしれません。

RSIを見ると昨日の新安値更新の際にRSIは安値を更新していない(ダイバージェンス)動きとなっています(D・D’)
今回もダイバージェンスは反転を先取りしており、その後ドルが戻る展開となったことが確認できます。

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