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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/7/8のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、米国の財政赤字削減や連邦債務上限引き上げを巡る米国政府と与野党協議が難航したことで80円53銭まで下落した後、木曜日には米国の雇用統計改善期待から81円41銭まで反発する展開となりました。
豪ドル/円がオーストラリアの雇用統計が改善したことや本邦企業によるオーストラリア企業買収に絡んで強含みに推移したこと、ユーロ/円が欧州中銀による追加利上げ観測から強含みに推移したことなども、円売り支援材料となったと指摘されています。
しかし、週末の米雇用統計では、予想を大幅に下回る結果が出たことでドルは値を下げ、再び80円台半ばまで押し戻される動きとなりました。

テクニカルで見ると、木曜日の上昇で先行スパンの雲の中に入ったものの、雲が上値抵抗となり跳ね返された形となっています
(A)

今週は雲が切り下がってくることから上値がより重くなる可能性が指摘されるでしょう。

また、遅行スパンも依然ローソク足との同期を続けておりこの流れでは今週はさらに強く下に引っ張られる力が働く可能性が示唆されています(B)

Williams%Rは大きく水準を切り下げましたが、もう一段の下値余地が残っており、さらなる下落もあり得ると言えます(C)

ただし、現状ではまだ6月8日の安値からのサポートラインSが維持されており、このラインを切れるかどうかが今週のポイントといえるかもしれません。

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