2011/6/22のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、米FOMCを控えて模様眺めのなか、ドル売りが先行する展開となりました。
東京時間に80.30円水準の上値を試したものの失敗したことから反動の動きとなりました。
また、米10年債の利回り低下を受けたドル売りも出て、一時80円を割る展開となりました。
この動きでバンドウォークが起きてはいるものの、既にバンドが拡大した後での動きであり、下押しに勢いはありませんでした(A)。
その後、米FOMCの声明文では「長期にわたり異例の低金利が正当化される可能性が高い」、「6000億ドルの米国債購入計画は予定通りに終了へ」、「米国債の償還金再投資を継続する」などの文言がみられましたが、前回と同様の内容だったことから反応は限定的にとどまりました。
一方、バーナンキFRB議長の会見では取り立てて目立った発言はみられなかったものの、量的緩和の第3弾に対する踏み込んだ発言がなかったことでドル買いに反転しました。
ボリンジャーバンドが拡大し、下抜けした後、拡大を維持しながら逆に上抜けとなる珍しい形状となっており、一方向へのバイアスが出てこない状況を示唆しています(B)。
このことは、DMIでADXが価格の上昇にもかかわらず反転せず、低水準に張り付いて推移していることでも確認できます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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