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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/5/5のドル円相場の考察

昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、東京市場がゴールデンウィークで休場のなか、海外市場でユーロが急落する展開となっています。

昨日の東京時間では、ECBの理事会や週末の米雇用統計を控え、積極的な市場参加者もなくユーロ/円は119円半ばでの小動きに終始しました(A)

欧州時間に入ると、ECB理事会では予想通り政策金利を1.25%に据え置いたことでマーケットは大きな反応はありませんでした。
しかし、理事会後のトリシェ総裁の会見で、総裁は「物価安定への上振れリスクに関するすべての動向を非常に注意深く監視する」と述べ、通常1カ月後の利上げを示唆する「強い警戒」という言葉を使わなかったことにマーケットの注目が集まり、利上げ観測の後退との解釈からユーロ売りが急速に強まる展開となりました。
この動きで、ボリンジャーバンドはバンドウォークを示現して一気に3円以上の下落となっています(B)

この間ADXも急速に上昇しており、強いトレンドの存在を確認できます(C)

本日は、米雇用統計を控えており、東京時間は昨日同様動きにくい展開となる可能性が高いでしょう。
雇用統計に関しては、予想を下回った場合にはドル売り円買いが進むこととなりそうですが、80円割れの水準では再び協調介入が行われる可能性も高く、荒れた相場展開への対応をしておく必要があると言えそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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