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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日のドル/円は、先週までの下値抵抗であった81.80円水準を下抜けたことで下落が加速し、81円前半までつけています(A)
この水準は、昨年12月末以来1カ月ぶりの水準であり、ドル全面安の流れにあります。

遅行スパンを見ると、先週末からローソク足と同期しての下落が続いていることが分かります(B)
ただし、ローソク足はこの後底打ちして急速に反発する形となっており、そのタイミングで相場が反転するのか、又は逆行に転じて底抜けしてしまうのかが注目されます。

Williams%Rが100%をつけ、底打ちする可能性を示唆していることから目先ドルの戻りの可能性が考えられます。

もっとも、週末の米雇用統計の結果次第では、相場が大きく動く可能性も高いため、中期の相場観は決め打ちしないほうが安全といえそうです。

【テクニカル一口解説】

1. ローソク足と遅行スパンの逆行現象
一般に遅行スパンはその対応する(現在より26日前)ローソク足の動きに影響を受けます。ローソク足が下落していた場合、遅行スパンが下に引っ張られる力が働きやすいわけです。
しかし、この動きが逆行する場合があり、その時は極端な動きとなる傾向があります。
遅行スパンの順行・逆行現象は相場に働く圧力を知るうえで注視したいところです。

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