2010/11/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートはドル/円の1時間足、エンベローブ、RSIを表示しています。 |
昨日は、週明けの動きでドル買い継続ムードが強かったものの、上値はエンベロープのアッパーバンドで抑えられる展開となりました(A)。
その後、欧州時間にかけては、アイルランドに対する支援に関して各方面から評価するコメントが相次ぎ、ユーロの買戻しが強まる動きでユーロ買い・ドル売りとなり、この流れからドル/円も上値を押さえられてジリジリと下値を切り下げていきました。
しかし、ドル/円の下値はエンベロープのロアーバンドまで到達することなく反発、ドルの基調が強いことを確認しました(B)。
ただし、NY時間でのドルの戻りも、再びエンベロープのアッパーバンドで抑えられてしまい、一段の上抜けには繋がりませんでした(C)。
ドル上昇基調が続いているものの、上昇チャネルのなかを上下しながら下値を切り上げているという動きが続いています。
RSIを見ても、大きな上昇は見合ないものの、ほぼ一貫して50%以上の水準での推移を続けており、ドル高の基調が継続していることが確認されます(D)。
【テクニカル一口解説】
1. チャネル
チャネルとは、水路とか溝という意味があり、相場がある幅を持ってそのラインに沿って動いていることを示します。
その期間が長いほど、その相場のトレンドは強いということになります。
また、チャネルを利用して相場の行き過ぎを知ることができます。チャネルの上下限に到達したとき、手仕舞いや仕掛けのタイミングと市場参加者が見ることでチャネルの一定の幅が形成され推移するといえます。
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