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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/09/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、一昨日の大規模介入の後であり神経質な取引に終始しました。
介入継続の思惑からドル売りの圧力は後退しているものの、86円以上では売り遅れた向きの売り注文が控えており、追加の介入なしに上に抜けていく勢いはなく、85円台での取引が続きました。

ただし、現状では85円前半には下値抵抗が出来ており、またこの水準以下では再介入への警戒感があるため、下値が堅くなっているといえそうです(A)

ただし、ローソク足とRSIを合わせてみると、ローソク足では上値の切り上がりが見られますが(B)、RSIではそれに対応した上昇とならず軟化しており(B’)、ダイバージェンスとなっていることが確認できます。
これは、目先ドルの反落を示すサインとなります。

もっとも、介入のようなテクニカルを飲み込むような一方的な動きの場合にはオシレーター系のテクニカルチャートは効果が出ないことが多いということには留意しておく必要があるでしょう

【テクニカル一口解説】

1. RSI
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというもので、50近辺はニュートラルゾーンと考えます。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。

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