2010/08/02のユーロ/ドル相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、Williams%Rを表示しています。 |
昨日の東京時間から欧州時間にかけては、ユーロ/ドルは1.30ドル台後半で上値を止められ、膠着した動きを続けました(A)。
しかし、この膠着した動きの中でもWilliams%Rを見ると底打ちの動きが観察され、反発に向けての動きが作られていたことが分かります(B)。
その後、NY時間に入るとドル安が進む展開となり、ユーロ/ドルはテクニカルポイントであった1.31ドル台前半を抜けると上昇が加速し、ボリンジャーバンドのボラティリティーブレイクアウトとなり4時間にわたってバンドウォークが示現しました(C)。
その後は、高値圏での推移となっていますが、Williams%Rも高値圏の張り付いており、短期的には一段の上昇余地は大きくないように見えます(D)。
【テクニカル一口解説】
1. Williams%R
Williams%Rは、著名なトレーダであるラリー・ウィリアムス氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標でストキャスティクスの%Kに近いものです。
一定期間の最高値と最安値からなる価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるのかを示したものです。
%Rの値は、0~-100%の値を取り、価格が上昇傾向の時は%Rは0%近くで振動し、価格が下落傾向の時はWilliams%Rは100%近くで推移するため、一般的には、%Rの数値が0%に近いほど高値警戒水準、-100%に近いほど下値警戒水準となります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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