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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/07/29のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドルは、アジア時間では1.29ドル台後半でのボックス相場が続いていました(A)
東京株式市場が弱含みに推移したことやシュワルツェネッガー米カリフォルニア州知事の州財政に関する非常事態宣言などを嫌気してリスク回避的な動きとなりましたが、動意は薄く大きな動きにつながらなかったと言えます。

欧州時間に入るとユーロ買いの流れが強まり、ユーロ/ドルもボリンジャーバンドのボラティリティブレークアウトとなり、上方バンドウォークが示現しました(B)
このユーロの上昇が力強いものとなっていたことは、MACDの動きによっても確認が出来ます(C)

続くNY時間では、米新規失業保険申請数が事前予想を上回る改善を見せたものの、格付け機関のムーディーズが米国の格付け見直しを示唆するコメントを発表したことでドル売りの流れが加速し、ユーロドルが1.31台へと上昇しました。
また、ダラス連銀総裁の「米国経済は重い足取りになっている。」との発言を受け、欧米の景況感格差を意識した動向が再び強まりユーロ/ドルは高値圏に張り付く動きを続けました(D)

【テクニカル一口解説】

1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなり、この交差はゼロラインから離れた、 つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。

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