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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/06/15のユーロ/ドル相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日の東京市場は、ムーディーズによるギリシャ格下げを嫌気してリスク回避への意識が強まりユーロ売りが先行する動きとなりました。
しかし、欧州市場に入るとスペインの国債入札が順調に消化されたことを背景に欧州株式市場が寄付き後から徐々に値を戻す展開になると、短期筋を中心としたユーロの買戻し動向が活発化し、一転して値を戻す展開となりました(A)

もっとも、DMIでADXが横這いを続けているように、このユーロの上昇はトレンドというよりは、売られ過ぎの調整といえます(B)

続くNY時間でもユーロを買い戻す流れが続き、ボリンジャーバンドの拡大を伴った上方ブレイクが起き、バンドウォークを示現する動きとなりました(C)

この上昇は、欧州時間の上昇と違いユーロ買いトレンドを作ったことが、ADXの動きから確認できます(D)

ユーロ/ドルは2週間ぶりの高値である1.23ドル台でNYを引けています。

【テクニカル一口解説】

1. ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。

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