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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/06/14のユーロ/ドル相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、パラボリックストキャスティックスを表示しています。

週明けの東京市場は、ユーロ買い戻しが先行する展開で始まりました(A)
パラボリックも陽転してのスタートとなり、ユーロ上昇を支える形となっています。

その後、1.21ドル後半で持ち合う動きもありましたが、堅調に推移する欧州各国の株式市場を支援材料に、ユーロ買いが続き1.22ドル後半まで値を戻す展開となりました(B)

しかし、日足とストキャスティックスを見てみると、日足は高値を更新しているにも関わらずストキャスティックスは高値を更新できないというダイバージェンスが観察されます(C・C’)
ダイバージェンスは反転のシグナルというセオリー通り、1.22ドル後半でユーロは天井を付け反転となっています。

その後、格付け機関のムーディーズがギリシャの格付けを大幅に引き下げたことを発表すると、ユーロが一転して下落する展開を強め、1.22ドル水準まで値を下げてNYを引けています(D)

【テクニカル一口解説】

1. ストキャスティックスのダイバージェンス・パターン
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、ストキャスティックスのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、ストキャスティックスのダイバージェンス・パターン といいます。
ダイバージェンス・パターンはMACDのダイバージェンス同様に相場の天底の出現を示唆する可能性が高いサインです。

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