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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/05/24のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、パラボリック、Williams%Rを表示しています。

週明けのユーロ/ドルは先週末のユーロ売りの流れを受けてユーロの上値の重いスタートとなりました。
パラボリックを見ると先週に売り転換した後は一貫して売りサインを出し続けています。

欧州市場に入るとスペインで商業銀行のカハスールが中央銀行の管理下に置かれた事を嫌気して株価が急落し、市場ではリスク回避の思惑からユーロ売りが強まりました(A)

しかし、Williams%Rが売られ過ぎを示しているように、市場でのユーロ売り余力も小さくなったことから調整が入っています(B)
また、このタイミングはNY市場の序盤で軟調だった米国株が切り返したときと重なったことで1.24ドル台を回復する動きとなっています(C)

ただし、ユーロの戻りもパラボリック転換には至らず、上値はレジスタンスラインRに抑えられる展開でNYを引けています。

【テクニカル一口解説】

1. Williams%R
Williams%Rは、著名なトレーダであるラリー・ウィリアムス氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標でストキャスティクスの%Kに近いものです。
一定期間の最高値と最安値からなる価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるのかを示したものです。
%Rの値は、0~-100%の値を取り、価格が上昇傾向の時は%Rは0%近くで振動し、価格が下落傾向の時はWilliams%Rは100%近くで推移するため、一般的には、%Rの数値が0%に近いほど高値警戒水準、-100%に近いほど下値警戒水準となります。

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