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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/05/06のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams%Rを表示しています。

チャートをご覧頂いてお分かりになるように、昨日はマーケットがクラッシュしてしまっています。
ドル/円は、日中の94円水準から一時88円水準まで6%以上の下落率となり、これは1998年10月以来の大幅な一日の下落率となります。

原因は、ギリシャ支援に関してECB理事会で新たな対策が検討されなかったことによる不安の増大や米国株が誤発注に起因する暴落となったことなどが挙げられているようです。

こうしたパニック的な動きに関しては、テクニカル分析では結果の分析は出来ますが、今後を予想することは難しくなります。

一目均衡表を見ると、昨日遅行スパンが陰転してしまいました(A)
これは、日足と遅行スパンの極端なダイバージェンスが起きたことによるものといえます。
また、先行スパンの雲も下抜けており、ドル上昇トレンドが完全に反転してしまったことが確認されます(B)

ただし、日足の下ヒゲが非常に長くなっていることから一段の続落も予想しにくい形といえます(C)
Williams%Rがまだ下げ余地を残していること(D)と相反する形状といえ、判断に迷うところです。

今晩は、米国の雇用統計が発表されます。
昨日の急変動の後だけに、波乱が続く可能性もあり注意が必要といえそうです。

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