2019/8/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/08/19)(PDF)
●デイリーレポート
8月27日のドル/円相場は、105円後半での取引が続きました。
先週末のドル急落と昨日のドル反発でマーケットは大きく傷んだため、
模様眺めのムードが強い相場となりました。
東京時間では、月末を控えた輸出企業のドル売りが
上値を抑える要因となりました。
欧州勢が参入しても同様の状態が続きましたが、
NY時間に入ると米国の8月消費者信頼感指数や
8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったことを好感し、
ドル買いが優勢となり106円台を回復する局面があったものの、
すぐに反落し105円台後半の動きが続きました。
テクニカルで見てもMACDとシグナルがゼロ水準で交錯を続けており、
相場に方向性がないことが示唆されています。
また、NY時間ではRSIも中立の50水準での推移となっており
明確な方向性は感じられません。
米中貿易摩擦を巡る警戒感がくすぶるなか、
景気後退の前兆とされる米長短金利の逆転(逆イールド)が一段と進んでおり、
これがドルの上値を抑える要因として意識されそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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