TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2019/6/20のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2019/6/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/06/17)(PDF)

●デイリーレポート
6月20日のドル/円相場は、東京朝方に海外投機筋を中心に米国債が買い戻され、
米10年国債利回りが1.9740%と、2016年11月の米大統領選前の水準まで低下しました。
それを受け、ドル売りが強まり108円を下抜き、
さらにサポートとみられていた107円80銭を割り込むとストップを巻き込んで
下落に弾みがつき、一時107円55銭と1月4日以来の安値をつけました。

その後欧州勢が参入すると、ドルの買い戻しも見られましたが、
高値も108円87銭までで、108円を回復することはできませんでした。

NY時間に入ると、フィラデルフィア連銀製造業景況指数や
景気先行指数が市場予想を下回ったことから、再びドル売り圧力が強まり、
さらにイラン革命防衛隊が米国の無人偵察機を撃墜したと伝わったことから
米国の軍事行動への警戒感が強まり、ドルは107円21銭まで下落しました。

NY終盤にトランプ大統領がイランの米無人偵察機撃墜について
「意図的な撃墜とは信じがたい」と述べるとドルの買い戻しが入り、
107円30銭水準でNYを引けています。

テクニカルで見るとサポートであった107円80銭を下抜けてしまったことで、
一段の下値リスクが警戒されます。
また、当面は107円80銭~108円水準が強い上値抵抗となる可能性が高く、
ドルの戻りは限られたものとなりそうです。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

提供: FXブロードネット
ボリンジャーバンドRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ