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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/1/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/12/17)(PDF)

●デイリーレポート
1月9日のドル/円相場は、東京朝方から底堅い動きを続けました。
前日は下落した中国株がプラスへ転じるなど、アジア株が全面高の展開となりドルを支えました。
また、トランプ米大統領がツイッターで「米中通商協議が順調に進んでいる」と発言したことも
ドル買い要因となったと指摘されます。
しかし、109円台に乗せることはできず、その後の欧州時間も108円後半での小動きを続けました。

NY時間に入ると、朝方から今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ地区連銀総裁の
発言が相次ぎドルは下落に転じました。

セントルイス連銀のブラード総裁が今後の利上げに反対し、シカゴ連銀のエバンス総裁と
ボストン連銀のローゼングレン総裁も景気の下振れリスクに言及したことで、米利上げペース減速の
思惑がドル売りを誘いました。

ドルは、一時108円を割り込み107円97銭の安値を付けています。

テクニカルで見ると、ドルの急落に先駆けてMACDが売り転換していることが確認できます。

NY終盤では米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月のFOMCの議事要旨でも、
「追加利上げに辛抱強くなる余地がある」とのメンバーの慎重な姿勢が確認され、
ドルの上熱が重いまま108円10銭水準でNYを引けています。

※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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