2018/10/30のドル円相場の考察
10月30日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/29)(PDF)
●デイリーレポート
10月30日のドル/円相場は、東京朝方112円前半でスタートした後、前日の米株安にもかかわらず 、
日経平均が一時400円を超える上昇となったことを受けじり高の推移となりました。
欧州時間も同様の流れが続き、NYスタート時には113円に迫る水準まで上昇しました。
NY序盤では、112円68銭まで押し戻される局面もありましたが、コンファレンス・ボード発表の
10月の米消費者信頼感指数が137.9と市場予想の136.0を上回り、2000年9月以来の高水準と
なったことやNYダウが大幅に反発したことなどを受けドル買い優勢となり、一時113円15銭と
3週間ぶりの高値を付けました。
ただし、テクニカルで見ると価格の高値更新にもかかわらず、RSIは伸び悩んでおり、
やや上値の詰まった印象となってきています。
また、MACDとシグナルも交錯しており、短期的な調整リスクには留意する必要があるかもしれません。
本日は、日銀政策決定会合の結果発表と黒田総裁の会見がありますが、
マーケットへの影響は限定的とみられています。
NY時間では、ADP全米雇用報告の発表があり、週末の雇用統計を前に注目が集まります。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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