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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/9/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/09/03)(PDF)

●デイリーレポート
9月5日のドル/円相場は、東京時間では前日の海外時間にドルが買われた流れを
引き継ぎ一時111円71銭と8月30日以来、約1週間ぶり高値を更新しました。

この上昇でボリンジャーバンドが上抜けたものの、ヒゲだけの上抜けに終わり、
バンドの拡大もなくバンドウォークにはつながりませんでした。
また、価格は前日高値を更新したものの、RSIは切り下がっており、
111円台後半の重さを感じさせる形状となっています。

その後、欧州参入後は111円半ばまで押し戻され、MACDの売り転換が確認できます。

NY時間に入ると、米ブルームバーグが、英国のEU離脱交渉で「英とドイツが離脱の
主要な要求を取り下げた」と報じたことから、交渉が進みやすくなるとの見方が浮上し、
ユーロや英ポンドが主要通貨に対して買われる動きとなり、ユーロ/円や英ポンド/円も上昇、
これにつられる形でドル/円も上昇し、111円76銭の高値を付けました。

ただし、再開された米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が難航しているようで
、貿易摩擦の不透明感が意識され、ドル/円の上値も重くなり111円半ばに押し戻されてNYを引けています。

ドル/円はじりじりと111円後半まで値を戻してきたものの、112円手前でのドル売り意欲は強く、
テクニカルで見てもややドル/円の上値が詰まってきているように見え、また明日に米雇用統計の
発表を控えていることもあり、本日は111円台での足踏みとなる可能性が高いように思われます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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