2018/8/9のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/08/06)(PDF)
●デイリーレポート
8月9日のドル/円相場は、東京時間朝方からドルの上値の重さが意識される動きとなりました。
ワシントンで初開会合が開かれる日米通商協議を巡る円高リスクを意識した
海外ファンド勢のドル売り仕掛け。
日経平均がマイナス圏で推移したことなどもドルの売り材料となり、
一時110円71銭と約2週間ぶりの安値を付けました。
しかし、午後になると上海総合株価指数が前営業日比で2%超の上げ幅となると、
午前のドル売りの一部が巻き戻され111円を回復しました。
東京時間の上下動にもかかわらず、ボリンジャーバンドはバンド幅を拡大させず、
上下ともに抵抗線として機能していました。
NY時間に入ると、再びドルの下押しとなりましたが、安値は110円86銭までで
東京時間の安値を更新できず、NY中盤以降に新興国通貨など円以外の通貨に
対してドル高が進み、これにつられてドル/円も若干値を戻し111円16銭まで上昇しました。
日米通商協議に関しては、両国の隔たりは大きく合意は難しいと見られているものの、
中国や欧州に対するような対立には発展せず、相場への影響は限定的でとの見方が聞かれます。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
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