2010/03/10のドル円相場の考察
昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日は、朝方から90円前後に上値抵抗があり、ドルは底堅い足取りながらも上抜けすることが出来ずに推移しました(A)。
ただし、パラボリックが既に陽転しておりドル買い方向への動きが始まった可能性が示唆されていました(B)。
その後、欧州勢が参入してくると「日銀が来週の会合で金融緩和実施に傾いている」との情報が流れた事があり、これを材料とした円売りが徐々に強まってドルは90円台半ばまで上昇する展開となりました。この動きではボリンジャーバンドの上方ブレイクが観察されています(C)。
また、この動きでドル上昇トレンドが強まったことがADXの上昇からも確認できます(D)。
NYに入ると、もう一段のドル買いとなり90.80円水準まで上昇しましたが、利食いに押され90円半ば水準で東京に戻ってきています。
【テクニカル一口解説】
1. パラボリックとDMI
パラボリックは、トレンドを形成しているときにはポジションを維持していくため、非常に有効なトレンド追随型のツールです。
しかし、ボックス圏で推移している場合は、往復ビンタとなるリスクが高いため、他のオシレーター系のチャートとの併用が有効とされています。
特に、DMIはトレンドの強さを測るオシレーターであり、パラボリックと併用して使うと有効といえます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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