2017/1/9のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/12/26)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京休場の中、朝方は前週の米雇用統計後の
ドル上昇の流れを引継ぎ117円台で底堅い動きで始まりました。
しかし、欧州時間に入ると、英メイ首相が一部メディアとのインタビューで、
「欧州の単一市場アクセスの断念を意味することになっても、移民流入管理と
立法の権限回復がEU離脱における優先事項である」と発言したことから、
いわゆるハードブレグジットに対する警戒感が強まり
リスク・オフの相場となりドル/円も下落基調に転じました。
欧州でのドル売りの流れを受け、MACDが売り転換していたことが確認できます。
NY時間に入ってもドル売りの流れは継続し
116円を割り込み、115円96銭の安値をつけました。
その後、ボストン連銀のローゼングレン総裁が過去1年よりペースの速い
利上げが必要で、12月FOMCの予測は妥当に思われると発言したことが
伝わるとドルは小反発し116円台を回復しNYを引けています。
ただし、その後東京朝方に115円台後半にあったストップロスを
引き出す形でドル売りが強まり115円70銭水準まで下落しており、
本日東京時間ではドルの上値の重い動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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