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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/12/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/12/12)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、前日の米FOMC後のドル高の流れを引き継ぎ、
東京午前中に10カ月超ぶりの高値となる117円86銭まで上値を伸ばしました。
その後は、利益確定の売りに押されて117円前半まで下げたあと、
117円の前半から半ばでのもみ合いが続きました。

欧州時間に入ると、再びドルがじりじりと値を上げ118円台を突破、
2月3日以来の高値118円66銭まで上昇しました。

NY時間に入ると、11月の米消費者物価コア指数が予想に反して
10月と同水準にとどまり、債券利回りの上昇は一段落したことを受け、
ドルは一時117円66銭へ下落しましたが、その後米12月フィラデルフィア
連銀製造業景況指数の上昇や米12月NAHB住宅市場指数が
高水準を維持していることなどを理由にドル買いが再び強まり、
118円64銭まで上昇し、118円台を維持して引けています。

価格の上昇にもかかわらず、RSIが低下しダイバージェンスが見られることから
調整の期待がありますが、相場は強い上昇もメンタルを持っており、
上値抵抗も次の心理的な節目である120円まで見当たらないことから、
レベル感での安易なドル売りはリスクが高そうです。
ただし、118円60銭レベルでのダブルトップを形成する可能性も
考えられることから、ネックラインの117円60銭水準を下回った場合には
調整リスクが高まることには留意しておきたいところです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

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