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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/12/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/12/12)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間からNY午前までは、
米FOMCの結果待ちで115円を挟んだ模様眺めムードの強い動きとなりました。

ボリンジャーバンドは狭いバンド幅での横ばいを続け、
方向性が無いことが示されています。

注目のFOMCでは、市場の予想通りFFレートの誘導目標を
25bp引き上げ0.50~0.75%にすると発表しました。
利上げは1年ぶりで、決定は全会一致。
声明では、「米経済活動は年央以降、緩やかなペースで拡大を続けている」、
「市場ベースのインフレ期待は顕著に上昇した」、
「利上げは今後も緩やかなペースで続けられると見込まれる」
と発表されました。
さらに同時に発表されたFOMCメンバーによる金利見通しが、
中央値が来年3回の利上げを見込んでいるものの、
4回の利上げを見込むメンバーがいるなど
市場予想よりもタカ派的なものが示されました。
この声明を受けて、ドルは116円台に急上昇しました。

さらに、その後にイエレンFRB議長が会見を開始し、
冒頭でFOMCは経済が著しく進展したと認識し、
インフレは2%に近づいたと指摘したことを受けて、
ドルは一段高となり一時117円39銭の高値をつけました。

このドルの上昇で、ボリンジャーバンドを一気に上抜け、
大きなバンドウォークを形成しましたが、
基本的には材料の大きさがテクニカルを凌駕した形となっています。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

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