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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/7/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/7/25)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、朝方106円前半で始まった後、
日経平均株価の上昇とともにドルが値を上げ、
仲値を挟んで一時106円74銭まで上昇しました。

この上昇で、ボリンジャーバンドの上抜けを示現したものの、
バンドの拡大は伴わなかったため、バンドウォークには繋がりませんでした。

その後、株価が前営業日比でマイナス圏に沈むと、
ドル/円も一時106円10銭付近まで下落しました。

MACDを見ると、この下落時に既に売り転換しており、
海外市場のドル下落を示唆していたことがわかります。

欧州時間では、模様眺めムードの中、方向感に欠ける動きとなり、
106円前半での小動きが続きました。

NY時間に入ると、原油先物価格の下落を背景にドル売り優勢となり、
米国株も下落したためドル/円は一時105円74銭まで下落しました。
ただし、日本銀行の追加緩和観測を受けた円売りも根強く、さらに、
日本政府が経済対策で骨格を固め、国と地方の財政支出(真水)は
6兆円程度に積み増す方向で調整していると報道を受けた円売りに
ドルの下値も限定的で、NY引けにかけてドルは底堅い動きとなっています。

NY時間のドル下落でボリンジャーバンドの下抜けと、
小さなバンドウォークが発生していますが、力強さにかける動きであり、
明確な方向性は出ていない状況といえます。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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