2016/5/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/5/16)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京朝方は米株安となった前週末の海外時間の
リスクオフの流れを受け、108円46銭まで下押ししましたが、日経平均株価が
プラスに転じて上げ幅を広げると、ドル/円もジリジリと値を戻す動きとなりました。
もっとも、売買の主体は投機筋が中心で取引自体は
それほど膨らんでいないとの指摘も聞かれました。
海外時間に入っても、ドルの底堅さは続き、6ヶ月ぶりの高値を更新した
原油相場や株価の上昇を好感したリスク選好の動きが強まり、
109円台を回復してほぼ高値水準でNYを引けています。
テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドは横ばいで、相場はバンドの中での
動きにとどまっているため、強い勢いは感じない形といえます。
しかし、目先では昨日の東京時間の上昇でMACDが買い転換しており、
その後も一貫して買いサインが続いていることから、ドルの底堅さが示唆されています。
本日もドルの堅調な地合は続くと思われるものの、
一気に110円を突破するほどの勢いはないものと考えられます。
110円近辺からは本邦輸出企業のドル売り意欲が強まるものとの
指摘もあり、安易に上値追いはまだリスクが高いように思われます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから