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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/2/19のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初日経平均株価が
大幅な上昇をしたことを受けて114円台を
回復、2月10日以来の高値をつけました。
しかし、115円近辺からは戻り売り意欲が
強く、上値の重い展開となりました。

テクニカルで見ると、1月29日の高値から2月11日の安値
までの下落に対する38.2%戻しの水準が115円レベルにあり、
このフィボナッチリトレイスメントに跳ね返された形となっている、
自律反発の範囲内であった可能性が示唆されています。

その後は、再びリスク回避の円買い圧力が強まり、
ドル/円はじりじりと軟化し、週末には112円31銭まで
下落して、ほぼ安値圏で週を越えています。

世界経済をめぐる懸念を背景とする世界的な株安や
原油相場の値下がりを受け、安全資産とされる
円が買われる流れは続いており、今週も株価や
原油価格を睨みながらの動きとなりそうです。

RSIを見ると、価格的には1月29日の安値に届いて
いないもののRSIの水準は既にその時を下回っており、
これは相場反転の可能性を示唆するものです。
本格的なドルの上昇は見込みにくいものの、
短期的は調整のドルの戻りを期待したいところです。

今週は、26・27日に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁
会議が開かれ相場混乱を受けた政策協調が期待されていますが、
内容によっては失望によるドル売りにつながる可能性も指摘されています。
週後半では、G20をにらんでの波乱の可能性もあり、注意が必要かもしれません。

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