2015/7/24のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、週前半に米国の利上げが9月に行われるという観測の台頭や
6月の中古住宅販売件数の増加などを材料に一時124円48銭まで買われました。
しかし、NYダウが21日から24日にかけて4日続落したことや6月の米新築住宅販売件数が
減少したことを嫌気して、リスク回避的なドル売りが次第に広がり、123円57銭まで
下落するうごきとなりました。
ドル/円は全般に明確な方向性がなく、123円の後半での動きが続いたといえます。
テクニカルで見ても、相場は先行スパンの雲の上にあるとは言え、大きく離れている
わけではなく、来月には雲のねじれでの下値の弱さが見て取れます。
同様に遅行スパンも相場の上にあるものの今週は陰転の可能性もあり、また来週に向けては
下方向への力が強まることが示唆されています。
RSIも50以上にあるものの、大きく上昇はしておらず、明確なドル上昇のサインとは
なっていません。
今週は、28-29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、米連邦準備制度理事会(FRB)の
イエレン議長は議会証言で年内利上げの見通しを表明していることから、利上げへの期待感で
ドル買いが大幅に縮小する可能性は低いとみられますが、125円を一気に試す勢いはなく、
124円を中心としたもみあいが続く可能性が高そうです。
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