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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/7/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間はじりじりと上昇し、
一時5週間ぶりの高値となる124円49銭をつけました。
しかし、125円の黒田シーリングがイメージされ上値は重く、
その後に黒田日銀総裁がバンコクでの講演で、日本のインフレ率は
加速して2%の目標達成が可能だと述べ、追加緩和の必要性について
否定的な見解を示したことで円が買い戻される流れとなりました。

さらに米国時間に入ると一部主要企業の低調な業績などを背景とした株価の
大幅な下落や金利の低下をきっかけに、ドルの売り戻しが優勢となりました。
ドル/円はじりじりと下落し、124円20銭水準を抜けると売りが加速、
一時123円76銭の安値まで下落しました。

この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けと、
バンドウォークが示現していることが確認できます。
もっとも、MACDを見ると、欧州時間には既に売り転換しており、
昨日の下落を先取りしていたことがわかります。

NYの終わりにかけては、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げ
観測に基づく根強いドル買いも入り、123円台後半で小動きで推移しています。

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