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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/4/23のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、前日の米国の株式市場が大幅に上昇したことを受け、日経平均が2万円台で
しっかり推移すると、じりじり値を上げ、4月14日以来となる120円10銭まで上昇しました。
しかし、120円台では本邦輸出筋の売り意欲が強く伸び悩むと、朝方ドルを買っていた海外ファンド勢が
ポジション調整の売りに回り、ドルはじりじりと値を消し119円66銭まで下落しました。

欧州時間に入ると、再びドルの押し目買い意欲が強くなり、
120円台を回復するものの、さらに上昇するだけの勢いはありませんでした。

NY時間に入ると、予想を下振れた米国の雇用、住宅、製造業指標を受けた債券利回りの
低下に伴うドル売りが優勢となり、119円43銭まで下落する動きとなりました。
3月の米新築住宅販売は年率換算で前月比11.4%減の48万1000戸となり、
2013年7月以来の大きな下落率となり、また米新規失業保険申請件数は3週連続の
増加、4月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)も予想を下回りました。

テクニカルで見ると、MACDが一貫してドル売りのサインを出し続けており、特に欧州時間の
反発でも買い転換できなかったことが、その後の下落を予感させるものとなっています。

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