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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/12/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京朝方は118円70銭台で推移していましたが、原油先物価格の下落を受けて
上値をうかがう展開となり、仲値にかけては実需筋の売り買いが交錯、その後に買いが優勢となる中、
2007年8月9日以来7年4カ月ぶりの高値となる119円03銭をつけました。
その後は、利食いや外貨預金の円転などが入り、小幅に押し戻される動きとなり118円台後半での
取引が続きました。

しかし、MACDを見ると東京時間には既に売り転換しており、海外市場でのドル安が
示唆される形となっていることがわかります(A)

欧州時間に入ると、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けを
Aa3からA1に1段階引き下げたと発表したことを受け円売りが進み、ドル/円は高値を更新、
119円15銭まで上昇しました(B)
しかし、その後は利益確定のドル売りに押され巻き戻され、NY時間では117円87銭まで下落しました。

NY午後になると、この日発表の米11月ISM製造業景況指数の上振れを好感したドル買いに、
下げ止まり、118円台を回復して引けています。

昨日のドル下落は、週末の米雇用統計を前にポジション調整のドル売りが
先行した結果との見方が強く、市場でのドル先高感が維持されているとの指摘が聞かれました。

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