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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間から欧州時間にかけては107円前半での
小動きが続いていました。

しかし、NY時間に入ると、米国で2人目のエボラ出血熱二次感染者が出たとの
報道や低調な米国の経済指標を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが
加速する展開となりました。
NYダウが一時460円安と急落したことでシカゴVIX指数(株式投資家の恐怖心理指数)が
2011年以降3年ぶりの高値を更新するなど、市場心理の悪化がドルを圧迫する要因といえます。

ドル/円は107円を割り込むと105円20銭まで急落しましたが、その後にイエレンFRB議長が
非公式会合で、海外のリスクにもかかわらず米国の景気拡大に自信を表明したとの
報道を受けてドル売りがいったん後退し、106円近辺まで値を戻して引けています。

テクニカルで見ても、昨日の陰線の長さが相場の下落圧力を示しています(A)
ただし、先行スパンの雲が近づいてきており、雲は厚みを増して上昇してきているので、
下値抵抗として機能することを期待したいところです。

遅行スパンがローソク足を下回って、久しぶりの売り環境入りとなってしまっています(B)
短期で値を持ち直せば再び買い環境への転換も考えられますが、調整が長引く場合は、
1~2ヶ月の下値固めが必要となるかもしれません。

Williams %Rは売られ過ぎ水準まで下落しており、短期的には底打ちを期待したいところです(C)

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